VA・VE コストダウン事例

設計変更による強度向上とコストカット

BEFROE
設計変更による強度向上とコストカット|大型構造物・機械装置 設計製造.com

住宅向けの階段製作のVA/VE事例となります。
当初の案では、ササラの幅が210mmの設計となっておりました。ササラとは階段の段部を支える梁のことを言います。
恐らく、段部の踏板の幅に合わせた寸法で設計されておりましたが、規格材料の観点から考えると最適な提案ではございませんでした。
必要以上にコストがかかってしまうというデメリットもあったため、当社より最適なご提案を実施させていただきました。

After
設計変更による強度向上とコストカット|大型構造物・機械装置 設計製造.com

当社からのご提案として、設置現場のスペースや手摺などとの兼ね合いを確認して設計変更を実施させていただきました。
従来の設計であった210mmの規格材が無いため、この長さに切りそろえることにもコストが掛かってしまいます。
規格材料の230mmのフラットバーを使用することで加工費の大幅な削減が可能です。
またササラ幅が増すことで、全体の強度面の向上も実現しております。
コストダウンも重要ですが、人が昇降する階段において、強度面も非常に重要なポイントとなるためお客様にもお喜びいただくことができました。

POINT

可能な限り規格材料を使用するなどして加工箇所を減らすことでコストを抑えることが出来ます。
ただし、強度や重量との兼ね合いがあるため全てに該当するわけではありません。
今回の事例では強度UPにつながるという点と、屋内で固定される部品で、アンカー強度としても十分な範囲内ということから採用しています。
当社であれば様々な現場に対して、最適な提案を行ってきた豊富な実績がございますので、お客様に寄り添ったご提案が可能です。
既存の設計ではコスト面で予算に合わない、そのようなお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、当社にお声かけください。

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