ステンレスの大型製缶板金品を製作する上でステンレス材の選定はとても重要です。
製品に合わせて、ステンレス材を使用する事でコストダウンにも繋がります。
例えば、2mm以下の薄物は2Bや#400仕上げ、2mm以上はNo.1や2Bを使用しております。
ここでは、ステンレスの大型製缶板金品の製品ごとに使用される表面仕上げについてご紹介します。
ステンレスを使用した構造物ではNo.1が主流です。
No.1仕上げは、つや消しの白っぽい光沢のない表面で、少しザラついた仕上がりです。
板材を熱間圧延の後、表面を酸洗いを行った熱間圧延材です。
No.1はコストが低い為、見た目を気にしない場合は、No.1が使用される事が多いです。
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食品機械は、人の口に入る物を製造する機械ですので、常に清潔に保っておく必要があるため、一般的にステンレスを使用します。
ステンレスの中でも特に、2Bが主流です。
2Bとは最も一般的なステンレスの仕上げで、適度な光沢がある冷間圧延材です。
また、食品タンク等では2Bよりも平面度の高い#400が選ばれます。
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装置等のステンレスカバーには#400が使われる傾向にあります。
#400は2B材にバフ研磨を施したもので、表面はほとんど鏡面に見えますが、小さなすじがあるため光沢が抑えられており小さな傷は比較的目立ちません。
そのため、傷が目立たない#400が比較的多く使用されています。
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当社は、ステンレスの大型製缶板金加工において多くの実績があります。
加えて、当社は、図面を元にした製缶板金加工だけでなく、現地調査による図面が無い製品製作や、現品から図面を起こして製作するリバースエンジニアリングも対応可能です。
他社様では対応が難しい大型製缶板金品の生産でお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください!